ちばエコチル調査ブログ


2013年10月30日(水)、館山市コミュニティーセンターで、子育て講演会を開催しました。

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テーマは、 
「ゆたかな心を育む子育て」
講師は、千葉大学 子どものこころの発達研究センター 特任講師の松本有貴先生ですmatumoto3

この日は講演前に、4~5人ずつのグループに分かれ、自分たちの共通点と相違点を見つける自己紹介ゲームからスタート。
ママたちは自然と、子育ての楽しさや悩みについてフランクに語り出し、畳敷きの会場は、一挙にアットホームムードに

その後、プロジェクターを使ってオーストラリアの前向き子育て法を紹介しながら、子育てに関する智恵と優しさあふれるお話を、色と聞かせていただきました。

たとえば、子どもがうるさくて困ったとき、
「うるさくしないで!」と言うだけでは、どうしたら良いのかを教えていない。
注意するときは、
近づいて、目を合わせて、名前を呼んで、穏やかな口調で、はっきりと。
「~~ちゃん、大きな声で騒ぐのはやめて、優しい声で、お母さんにお話してください」
と、具体的に話すことが大切

子どもは、この世界に新しく出てきたばかりの探検者なのだから、
安心できる環境で、たくさん学ばせてあげましょう!
という言葉が素敵でした

それでは今回も、参加者様のコメントを紹介させていただきます
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坂本千春さん
「 『逆境にあっても、困難を跳ね返していける”レジリエンス”の高い子どもを育てましょう』というお話が、とても心に残りました。東日本大震災もありましたし、生きていれば必ずどこかで困難にぶつかるでしょうから、くじけず生きていけるたくましさを育ててあげたいです。また、自分は自分のままで良いんだという自尊感情を育てることが大切というお話も納得。忘れずに子育てしていきたいと思います」



平成25年10月12日(土)、君津市のイベント「健康と福祉のふれあいまつり」に出展しました

おまつり当日は、素晴らしい秋晴れ
会場となった君津市保健福祉センター「ふれあい館」と「ふれあい広場」は、多くの模擬店や団体ブースで大賑わい。音楽会や赤ちゃんハイハイレースなどの様々なイベントも催され、たくさんの市民の方々で大変盛り上がりました
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ぴよきちお面をかぶってお手伝いしてくれたスタッフのお嬢ちゃん達


ちばエコチル調査のブースは、「ふれあい館」1階入り口ロビーに設置。
少しでも多くの皆さんに、エコチル調査について知っていただこうと、PRチラシと一緒に、ふうせんや特製割り箸、ぴよきちお面などのグッズを配布しました
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参加者様とお子様。5秒間くらいお面をつけててくれました♪(笑


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君津市のマスコットキャラクター「きみぴょん」と、ハイチーズ♪

中には、「私も参加してるんですヨ」と、お声をかけてくださった参加者も
たくさんの方にお立ち寄りいただけたお陰で、300セットも用意したグッズは、ほぼ配布完了。
大変、充実した1日となりました。

ご協力いただいた君津市の皆様に、心より感謝申し上げます
ありがとうございました


平成25年9月27日(金)、木更津市民会館にて、講演会「子どもの症状 こんな時どうする?」を開催しました
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今回は、当初講師を予定していた羽田明先生(千葉大学大学院医学研究院 公衆衛生学教授・内科医)のご都合により講師変更となり、代わって、メディカルトピア草加病院の小児科医 佐藤正子先生が講師を務めてくださいました。

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佐藤先生は、3人のお子様のお母さんでもあります
一番下のお子さんを授乳中で、この日集まってくださったママたちと同じ、
まさに子育て真っ只中

毎日、育児に奮闘中のママたちの気持ちに寄り添うようなお話に、
心癒されたり、励まされたりした方も多かったのではないでしょうか

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会場後方に、ジョイントマットをつなげてつくった特設プレイコーナーは、この日も大賑わい ここでお子様を遊ばせながら、熱心に講演に耳を傾け、メモをとるママたちもいらっしゃいました。

ご参加いただいたエコチルママたちのご感想とお写真を紹介させていただきます。
(※ご本人のご了解を得て掲載しています)

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石谷由記子
さん
「この子はアレルギーはないのですが、上の子に牛乳アレルギーがあって心配だったことを質問できて安心できました。かぜをひいて熱が出ても、早めに病院に連れていけば早く治るというわけではないことや、元気だったら受診しなくてもよいことなど、具体的に教えていただけてとても勉強になりました」


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川島
玲奈さんと上原初美さん
「私たちは、以前のエコチルママの会イベントで知り合い、今回も、一緒に行こうと声をかけあって参加させてもらいました。子育てしていく中で、これからあるだろうトラブルへの対処の仕方を予習できて良かったです。今後は、講演会のほかにも、たとえば赤ちゃんハイハイレースのような楽しいイベントを色々企画してもらえたら嬉しいです」




2013年8月20日(火)、千葉市緑区の緑保健福祉センターで、ちばエコチルママの会・講演会「子どものアレルギーについて」を開催しました

講演前に、まずはちょっとリラックス♪ ということで、今回は、短い手遊びから始めましたyamamotopng


この日の講演会の講師は、千葉大学大学院医学研究院小児病態学准教授・小児科医の下条直樹先生です。IMG_6564


「子どものアレルギー 乳幼児アトピー性皮膚炎・食物アレルギーを中心に」
というテーマで、プロジェクターを使って様々なデータを紹介しながら、アレルギーについてじっくりとお話していただきました。
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この日のお話の中から、1点だけ紹介させていただきますと…、
アレルギーの予防や、症状を抑えるためには、私たちのお腹の中の腸内細菌がとても重要な役割をしているのだそうです。
しかし、除菌・抗菌グッズなどを使い過ぎたり、抗生物質を乱用すると、健康のために大切な腸内の善玉菌まで、どんどん殺してしまうそうなのです。
ばい菌から子どもを守りたいのは当然の親心
ですが、清潔志向も行き過ぎるとあだとなってしまうわけですから、気をつけたいですね


ちなみに、ちばエコチルママの会では、途中で飽きてしまったお子様が遊べるように、毎回、会場の一画にジョイントマットを敷いてキッズスペースを用意しています。
この日も、前半はこんな感じだったのが…、1

後半は、お子ちゃまたちで大賑わい2

最後に設けた質問タイムでは、お母様たちが次から次へと積極的に質問され、下條先生も、その一つひとつに丁寧に回答してくださいました。

ご参加いただいたお母様の感想と、お写真を紹介させていただきます♪
(※ご本人のご了解を得た上で掲載しています)

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小林 由起子さん たまみちゃん
私は元々、健康や医療の研究に興味があったため、今日は色々と勉強できて楽しめました。以前からモヤモヤ疑問に思っていたことなども、専門家の先生に直接質問できて、スッキリしました。エコチル調査に参加したことで、未来の環境づくりに役立てたら嬉しいですし、これからもエコチル調査の研究成果を教えていただけることを楽しみにしています。



※環境省のエコチル調査ホームページの中の 「おしえて、エコチル先生!」というコーナーで、
 この日の講師の下条先生がアレルギーについて語っています。
 よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
コラム「おしえて、エコチル先生!(第8回)」
-千葉大学大学院医学研究院 下条直樹先生- [PDF:186KB



2013年7月23日(火)、千葉大学附属図書館N棟1階プレゼンテーションスペースで定期的に開催されているショートセミナー「1210あかりんアワー」に、千葉ユニットセンターの森千里センター長が登壇。
「曽祖父鷗外の足あとを訪ねて -予防医学と鷗外- 」をテーマに講演しました。
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森センター長のひいおじい様は、なんと、明治の文豪として名高い森鷗外です。
代表作「舞姫」を、学校の教科書等で読んだことのある方も少なくないでしょう。
でも、鷗外が文人である以前に医学博士であったことは、知らない人も多いかもしれませんね。

鷗外は、感染症や栄養不足で多くの人々が命を落としていた時代の日本に、予防医学を広め、たくさんの命を救ったそうです。
ショートセミナーということで30分という短い時間ではありましたが、森センター長の近著「鷗外と脚気 -曽祖父鷗外の足あとを訪ねて-」の内容に沿いながら、鷗外をはじめとする森家の人々の医学研究ストーリーが、熱く語られました。
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森センター長は、高校生の頃、反抗期だったこともあり、自宅にいらしていたおばあ様のいらっしゃる前でお母さまに「大学なんて適当に遊んで卒業すればいいよ」と言ってしまったのだそうです。
すると、それを聞いていたおばあ様から突然頭の上に「千里ちゃん!そこに座りなさい!」と雷が落ち、和室に正座させられて「森家の人間は、学問で社会のお役に立っていくのです。
大学なんて遊んで卒業すればいい、などと言う人間は、この森家には一人もいません!」と懇々と諭されたそうです。
森センター長はその時初めて、自分には他の人にはない使命があるのだと自覚した、と語っていました。
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お話の中に、

「予防に勝る治療なし」

「社会を改善することで疾患を減らす」

などの言葉が出てきましたが、まさにエコチル調査に通じるものですね。
エコチル調査で、たくさんの方にご協力いただき集めたデータは、未来のこどもたちが健やかに育つ環境づくりのために役立てられます。
これからも、エコチル調査を、どうぞよろしくお願いいたします!


 森千里センター長の近著
鴎外と脚気表紙img04929
 『 鷗外と脚気  ~曽祖父の足あとを訪ねて~  』
 (NTT出版)

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