2013年7月23日(火)、千葉大学附属図書館N棟1階プレゼンテーションスペースで定期的に開催されているショートセミナー「1210あかりんアワー」に、千葉ユニットセンターの森千里センター長が登壇。
「曽祖父鷗外の足あとを訪ねて -予防医学と鷗外- 」をテーマに講演しました。
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森センター長のひいおじい様は、なんと、明治の文豪として名高い森鷗外です。
代表作「舞姫」を、学校の教科書等で読んだことのある方も少なくないでしょう。
でも、鷗外が文人である以前に医学博士であったことは、知らない人も多いかもしれませんね。

鷗外は、感染症や栄養不足で多くの人々が命を落としていた時代の日本に、予防医学を広め、たくさんの命を救ったそうです。
ショートセミナーということで30分という短い時間ではありましたが、森センター長の近著「鷗外と脚気 -曽祖父鷗外の足あとを訪ねて-」の内容に沿いながら、鷗外をはじめとする森家の人々の医学研究ストーリーが、熱く語られました。
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森センター長は、高校生の頃、反抗期だったこともあり、自宅にいらしていたおばあ様のいらっしゃる前でお母さまに「大学なんて適当に遊んで卒業すればいいよ」と言ってしまったのだそうです。
すると、それを聞いていたおばあ様から突然頭の上に「千里ちゃん!そこに座りなさい!」と雷が落ち、和室に正座させられて「森家の人間は、学問で社会のお役に立っていくのです。
大学なんて遊んで卒業すればいい、などと言う人間は、この森家には一人もいません!」と懇々と諭されたそうです。
森センター長はその時初めて、自分には他の人にはない使命があるのだと自覚した、と語っていました。
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お話の中に、

「予防に勝る治療なし」

「社会を改善することで疾患を減らす」

などの言葉が出てきましたが、まさにエコチル調査に通じるものですね。
エコチル調査で、たくさんの方にご協力いただき集めたデータは、未来のこどもたちが健やかに育つ環境づくりのために役立てられます。
これからも、エコチル調査を、どうぞよろしくお願いいたします!


 森千里センター長の近著
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 『 鷗外と脚気  ~曽祖父の足あとを訪ねて~  』
 (NTT出版)